消化器(上部消化管)
上部消化管:口から十二指腸
消化器とは、口から肛門まで続く器官で、食物を摂取し、消化・吸収し、不消化物を排泄する働きを担う器官群の総称です。
消化器は、大きく分けて「消化管(上部消化管・下部消化管)」と「付属器官(唾液腺・肝臓・膵臓・胆嚢)」に分けられます。
消化管は、食物が通過する管状の器官で、口から肛門まで続いています。消化管の各部位は、それぞれに異なる働きを担っています。
■ 口 腔 ■
食物を摂取し、咀嚼(噛む)することで、食物を小さく砕く働きを担います。
口腔には、歯、舌などがあります。
- 歯は、食物を噛み砕き、消化を助けます。歯は、大きく分けて「切歯」「犬歯」「臼歯」「大臼歯」の4種類に分けられます。
- 舌は、食物を味わったり、飲み込みやすくしたりする働きを担います。舌には、味蕾があり、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5種類の味を感じることができます。
<口腔の病気>
- 虫歯
- 歯の表面が酸によって溶けることで形成される穴。主に食物からの糖分や細菌の作用によって引き起こされます。
- 歯周病
- 歯周組織の炎症や感染を指す広範な用語。歯ぐきの腫れ、出血、歯茎の後退、歯の緩みなどが含まれます。
- 口内炎
- 口腔内の粘膜にできる小さな潰瘍。通常は痛みが伴いますが、ほとんどが自然に治癒します。
- 口腔癌
- 口腔内の組織でがんが発生する状態。主に喫煙や過度のアルコール摂取がリスク因子です。
■ 咽 頭 ■
口腔から食道に食物を送る働きを担います。
<咽頭の病気>
- 咽頭炎
- 咽頭の炎症を指す一般的な用語です。主な原因は感染症で、ウイルス(風邪やインフルエンザ)または細菌が引き起こすことがあります。炎症により喉の赤み、腫れ、痛みが生じます。
- 扁桃腺炎
- 扁桃腺が炎症を起こす状態で、主に感染症によって引き起こされます。扁桃腺の腫れや痛み、喉の痛みが見られます。
- 喉頭炎
- 声帯や喉の組織の炎症を指します。主な原因は声を使いすぎたり、感染症によるものです。声のかすれや失声が特徴です。
- 咽頭癌
- 咽頭組織でがんが発生する状態です。主な原因は喫煙や過度のアルコール摂取が挙げられます。嚥下困難や喉の痛みが症状として現れます。
- 異物感
- 咽頭に異物感を感じることがあり、これは異物感咳嗽症候群などに関連することがあります。
- アレルギー性咽頭炎
- アレルギーによって引き起こされる咽頭の炎症。アレルギー性鼻炎と同時に見られることがあります。
■ 食 道 ■
食道は、咽頭から胃に食物を送る働きを担います。
長さ約25cmの管状の器官で、気管のうしろを下行して胸腔内に入り横隔膜の食道裂孔を貫き、胃に達します。
食道は、筋肉でできていて、蠕動運動(ぜんどううんどう)と呼ばれる波のような動きで食物を胃に送ります。
<食道の病気>
◆食道がん
【病態】
食道の粘膜に発生する悪性腫瘍です。
【症状】
食道がんの症状は、初期にはほとんど自覚症状がありません。がんが進行すると、以下のような症状が現れます。
1. 胸や背中の痛み
2. 飲み込みにくい、つかえる
3. 胸やけ、吐き気、嘔吐
4. 声のかすれ
5. 体重減少
【診断】
内視鏡検査や画像検査などが行われます。内視鏡検査では、食道の内側を直接観察して、がんの有無や進行度を確認することができます。画像検査では、X線検査、CT検査、MRI検査などが行われ、がんの広がりや転移の有無を確認します。
【治療】
がんの進行度や患者さんの状態によって異なります。手術、化学療法、放射線療法などが組み合わせて行われます。
◆胃食道逆流症(GERD)逆流性食道炎
【病態】
逆流性食道炎は、胃の内容物(主に胃酸)が食道に逆流することにより、食道に炎症を起こす病気です。胃食道逆流症(GERD)とも呼ばれます。
食道と胃の境目には、下部食道括約筋と呼ばれる筋肉があり、食道から胃への食物の流れを調節しています。この筋肉が弱ったり、ゆるんだりすると、胃酸が食道に逆流しやすくなります。
胃酸は、胃の中で食べ物を消化するために分泌される酸です。胃酸には、タンパク質を分解するペプシンや、細菌を殺菌する働きがあります。しかし、胃酸は強い酸性のため、食道の粘膜に触れると、炎症を起こすことがあります。
【症状】
1. 胸の真ん中あたりに、焼けるような痛みや不快感がある
2. 胃酸が口やのどに逆流する
3. 飲み込みにくい、つかえる
4. 喉の違和感、痛み
5. せきが出ることがある
6. 声のかすれ
7. 胃もたれ、吐き気、嘔吐
【診断】
- 問診:症状や生活習慣などを問診します。
- 内視鏡検査:食道の内側を直接観察し、炎症の有無や程度を確認します。
- 画像検査:X線検査、CT検査、MRI検査などを行い、食道の炎症の広がりや他の病気の有無を確認します。
【治療】
- 薬物療法:胃薬やプロトンポンプ阻害薬などの薬物療法が行われます。
- 生活習慣の改善:肥満の解消、喫煙の控え、アルコールの摂取の控え、刺激物や脂っこい食べ物の避け、食後すぐに横にならないなどの生活習慣の改善を行います。
- 手術療法:薬物療法や生活習慣の改善で症状が改善しない場合に、手術が行われることがあります。
◆バレット食道
【病態】
バレット食道とは、食道下部の粘膜が、胃の粘膜と同じ円柱上皮に変化した状態です。円柱上皮は、胃酸や消化酵素に強く、食道の粘膜よりも傷つきにくい性質があります。
バレット食道は、逆流性食道炎の長期的な合併症として発症することが多いと言われています。
【症状】
バレット食道の多くは、症状を伴わない無症候性です。しかし、一部の患者さんでは、以下の症状がみられることがあります。
- 胸やけ
- 呑酸
- 飲み込みにくい、つかえる
- 喉の違和感、痛み
- せき
- 声のかすれ
- 体重減少
【診断】
バレット食道の診断は、内視鏡検査によって行われます。内視鏡検査では、食道の粘膜を直接観察することで、円柱上皮の有無や程度を確認することができます。
また、内視鏡検査で異常が見つかった場合は、生検が行われます。生検では、食道の粘膜の一部を採取して、病理検査を行います。病理検査では、円柱上皮の種類や、がん細胞の有無を確認することができます。
【治療】
バレット食道そのものに対する治療は現時点では有効なものがなく、随伴する逆流性食道炎の症状を抑えるために生活習慣の改善と胃酸の分泌を抑制する内服薬を使用します。
内服薬(ガスター®等のH2受容体拮抗薬、タケプロン®やネキシウム®等のプロトンポンプ阻害薬)を使用します。
◆食道アカラシア
【病態】
食道アカラシアとは、食道の下部部位にある下部食道括約筋(LES)の収縮と弛緩の調節がうまくいかず、食べ物が食道から胃にうまく流れなくなる病気です。
【症状】
- 嚥下障害:固形物だけでなく、液体も飲み込みにくい。
- 胸やけ、呑酸
- 胸痛
- 体重減少
【診断】
内視鏡検査や食道造影検査などによって行われます。内視鏡検査では、食道の粘膜を直接観察し、下部食道括約筋の開き具合を確認することができます。食道造影検査では、X線に造影剤を注入して、食道の形態や動きを観察します。
【治療】
l 薬物療法:アトロピンなどの薬剤を用いて、下部食道括約筋の収縮を抑える。
l 非観血的拡張療法:下部食道括約筋付近にバルーンを入れ、食道を拡げます。
l 手術療法:下部食道括約筋付近の輪状筋を切開する方法で下部食道括約筋の圧力を確実に下げられます
◆マロリー・ワイス症候群
【病態】
食道と胃の境目の部分(噴門部(ふんもんぶ))が傷つき、粘膜が縦に裂けて出血してしまう状態をいいます。マロリーワイス症候群は、激しい嘔吐や咳、くしゃみなどの腹圧上昇を伴う動作が原因で起こることが多く、飲酒や食後の嘔吐を繰り返す人に多くみられます。
【症状】
ほとんどは、嘔吐した際の出血(吐血(とけつ))ですが、まれに、みぞおち付近に痛みがある、便に血が混じる(タール状の便や、黒っぽい便になる)などといった症状が現れることもあります。
【診断】
内視鏡検査によって行われます。内視鏡検査では、食道の粘膜を直接観察することで、裂傷の有無や程度を確認することができます。
【治療】
内視鏡検査で出血が確認された場合は、内視鏡の先端から医療用のクリップや粘膜を熱凝固(ねつぎょうこ)する処置具を出して、粘膜の傷の部分からの出血を止める処置を施します。
■ 胃 ■
胃は、食物を貯蔵し、消化液(胃液)で食物を分解する働きを担います。長さ約25cm、幅約10cmの袋状の器官で、胃の入り口を噴門(ふんもん)、十二指腸へつながる胃の出口を幽門(ゆうもん)といいます。胃の壁は、内側から順に、粘膜、粘膜下層、固有筋層、漿膜(しょうまく)下層、漿膜と呼ばれる5層に分けられます。
食べ物を分解する胃液には、たんぱく質を分解するペプシンや、脂肪を分解するリパーゼなどの消化酵素が含まれています。胃で分解された食物は、粥状になって小腸に送られます。
<胃の病気>
◆胃がん
【病態】
胃の壁の内側をおおう粘膜の細胞が何らかの原因でがん化した病気です。
がんが大きくなるにしたがい、徐々に粘膜下層、固有筋層、漿膜へと外側に深く進んでいきます。
【症状】
がんの症状は、初期の段階ではほとんどありません。進行すると、以下の症状がみられることがあります。
- 胸やけ
- 呑酸
- 食欲不振
- 体重減少
- 吐き気、嘔吐
- 腹痛
- 黒い便
- 血便
【診断】
内視鏡検査によって行われます。内視鏡検査では、胃の内側を直接観察し、がんの有無や程度を確認することができます。また、内視鏡検査で異常が見つかった場合は、生検が行われます。生検では、胃の粘膜の一部を採取して、病理検査を行います。病理検査では、がん細胞の有無や、がんの種類や進行度を確認することができます。
胃ポリープの種類は、以下のようなものがあります。
- 過形成性ポリープ:胃粘膜の細胞が増殖してできたポリープです。良性の場合が多いですが、悪性化することもあります。
- 腺腫:腺細胞からできたポリープ:。良性の場合が多いですが、悪性化するリスクが比較的高いとされています。
- 扁平上皮腫:扁平上皮からできたポリープ:良性の場合が多いですが、悪性化するリスクが比較的高いとされています。
- 腸型腺腫:腸の粘膜にみられる腺腫と同じタイプのポリープです。悪性化するリスクが比較的高いとされています。
【治療】
胃がんの治療は、がんの進行度によって異なります。
- 早期がんの場合:内視鏡治療や手術療法が行われます。
- 進行がんの場合:化学療法や放射線療法、手術療法などが組み合わせて行われます。
◆胃ポリープ
【病態】
胃の粘膜表面にできる腫瘤(こぶ)のことです。
良性のものもあれば、悪性のもの(胃がん)もあります。
【症状】
症状はほとんどありませんが、腺腫性ポリープの場合は大きくなると出血することもあります。
【診断】
内視鏡検査によって行われます。内視鏡検査では、胃の内側を直接観察し、ポリープの有無や大きさ、形状を確認することができます。
【治療】
ポリープの種類や大きさ、悪性化のリスクによって異なります。
良性のポリープであれば、経過観察で充分です。
ガン化の可能性が疑われるような場合には、内視鏡的にポリープ切除を施行します。
<内視鏡を用いて、ポリープを切除する方法>
・内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)
周波スネアと呼ばれるワイヤーを投げなわのように隆起物の根元にかけ、焼き切る方法と、ワイヤーを閉めて根元を壊死させて自然脱落させる方法がある
・内視鏡的粘膜切除術(EMR)
金属の輪を病変部に引っ掛け、高周波電流を流して切り取る方法
・内視鏡的粘膜下層剥離(ESD)
専用の処置具を使い、より広範囲に病変を切り取ることが可能な治療法
内視鏡による切除は、手術に比べて、患者さんの負担が少なく、再発のリスクも低いとされています 。
◆胃潰瘍
【病態】
胃潰瘍とは、胃の粘膜が胃酸やペプシンによって傷ついた病気です。胃潰瘍は、十二指腸潰瘍と合わせて消化性潰瘍と呼ばれます。
胃酸やペプシンの働きが強くなる原因としては、ピロリ菌感染、ストレス、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの薬剤の使用、喫煙、アルコール摂取などが考えられます。
また、胃潰瘍の70~90%でヘリコバクター・ピロリ菌が発見されています。
【症状】
みぞおちのあたりに、焼けるような痛みや、鈍痛、胃酸が食道に逆流することで胸やけが起ったり、呑酸、嘔吐、食欲不振、体重減少などがあります。
【診断】
内視鏡検査によって行われます。内視鏡検査では、胃の内側を直接観察し、潰瘍の有無や程度を確認することができます。内視鏡検査で異常が見つかった場合は、生検が行われます。生検では、潰瘍の一部を採取して、病理検査を行います。病理検査では、潰瘍の種類や、悪性化のリスクを評価することができます。
ピロリ菌の存在チェックは、胃の出口付近より粘膜の一部を採取して調べます。
【治療】
胃潰瘍の治療は、薬物療法と手術療法があります。
- 薬物療法:胃酸の分泌を抑える薬や、胃の粘膜を保護する薬が用いられます。
- 手術療法:潰瘍が深く、薬物療法で治らない場合は、手術が行われます。
◆機能性ディスペプシア
【病態】
機能性ディスペプシア(FD)とは、胃や十二指腸の痛み、不快感などの症状がみられるものの、内視鏡やその他の検査で明らかな異常が見つからない病気です。
【症状】
みぞおちの痛み、胸やけ、早期満腹感、食べ物が胃に残っているような感じ、げっぷがよく出るなどの症状です。
【診断】
問診、内視鏡検査、血液検査などの検査で、器質的な疾患が見つからない場合。
国際的な診断基準であるRome IV基準では、以下の4つの症状のうち、1つ以上が3か月以上継続しており、その症状が生活に支障をきたしている場合に、FDと診断されます。
- 胸やけ
- みぞおちの痛み
- 早期満腹感
- もたれ
【治療】
薬物療法と生活習慣の改善が中心となります。
- 薬物療法:胃酸の分泌を抑える薬や、胃の粘膜を保護する薬、神経系の働きを調節する薬などが用いられます。
- 生活習慣の改善:食事の際は、ゆっくりとよく噛んで食べるようにし、食後すぐに横にならないようにする。ストレスを溜めないように心がける。
◆ヘリコバクター・ピロリ感染症
【病態】
ヘリコバクター・ピロリ感染症とは、ヘリコバクター・ピロリと呼ばれる細菌が胃の粘膜に感染することで起こる病気です。
ヘリコバクター・ピロリは、らせん状の形をした細菌で、胃酸やペプシンなどの消化液に耐性があります。ヘリコバクター・ピロリは、胃の粘膜に感染すると、胃酸の分泌を促進したり、胃の粘膜を傷つけたりすることで、胃炎や潰瘍などの病気を引き起こすと考えられています。
【症状】
ヘリコバクター・ピロリ感染症の症状は、ほとんどない人もいれば、次のような症状がみられる人もいます。
胸やけ、呑酸、食欲不振、体重減少、吐き気、嘔吐、腹痛、黒い便、血便など。
【診断】
呼気試験または便検査、上部消化管内視鏡検査などで感染の有無を確認します。
【治療】
抗菌薬による除菌療法が行われます。除菌療法では、2種類以上の抗菌薬を組み合わせて服用することで、ヘリコバクター・ピロリを排除します。
除菌の成功率は、約80%といわれています。
■ 十二指腸 ■
胃から続く小腸の一部で、長さは約25cmです。胃から送り込まれた食物と胆汁、膵液などの消化液を混合し、空腸に送る役割を担っています。 十二指腸は、胃の幽門から始まり、乳頭部で空腸とつながっています。乳頭部には、胆管と膵管が開口しています。
<十二指腸の病気>
- 十二指腸潰瘍
- 十二指腸の内壁にできた潰瘍。主な原因はヘリコバクター・ピロリ感染や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用などが挙げられます。潰瘍により腹痛や胃腸の出血が生じることがあります。
- 十二指腸狭窄
- 十二指腸の壁が狭くなり、通過が困難になる状態。これは潰瘍や炎症によって引き起こされることがあります。
- 十二指腸炎
- 十二指腸の炎症。主に胃腸感染、NSAIDsの使用、免疫疾患などによって引き起こされることがあります。
- 十二指腸腫瘍
- 十二指腸にできる腫瘍。良性のポリープから悪性の腫瘍までさまざまな種類があります。
- 十二指腸憩室
- 十二指腸の壁にできた袋状の突起。通常は症状がないことが多いですが、憩室に食物が滞留して炎症を引き起こすことがあります。
- 十二指腸の出血
- 十二指腸の内壁からの出血。潰瘍、狭窄、腫瘍などが原因となります。
■ 上部消化管内視鏡検査 ■
内視鏡検査は、口または鼻から内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸を一連の検査で観察します。口から入れる内視鏡「 経口内視鏡」と鼻から入れる内視鏡「経鼻内視鏡」があります。
◆内視鏡検査の手順例
(手順や使用薬剤など施設により多少異なります。)
1. 事前検査
検査を安全に行うために、全身状態の把握や感染症の有無について、採血、尿検査、心電図検査、レントゲン撮影などを実施。
2. 前処置
- 前日の夕食は消化の良いものを食べ、午後8時以降は飲食を控える。ただし水などの水分摂取は可能。
- 検査当日の食事(牛乳、ジュース、お茶なども)は控える。
- 当日の服装は身体を締め付けるものは避ける。
- 薬の服用は、主治医と相談。
3. 検査当日の手順例
- 経口内視鏡
1. 前処置室でガスコン®(消泡剤:白い液体で胃をきれいにする)を服用。
2. 次にキシロカインビスカス®(のどの麻酔)を3-5分間、のどに溜めたのち、ゆっくり飲み込むまたは、吐き出す。
3. 必要に応じて胃の運動を止める薬(ブスコパンやグルカゴンといった鎮痙剤など)、緊張を和らげる薬(鎮静剤など)を注射する。
4. 検査室に移動したら、左側を下にして横向きに寝る。
5. マウスピースをくわえる。
6. 内視鏡が口より挿入され、検査開始。
7. 通常検査は、5-10分前後で終了。
2. 経鼻内視鏡
1. 前処置室でガスコン®水(消泡剤:白い液体で胃をきれいにする)を服用。
2. 鼻の通過をよくする薬(プリビナ®など)を点鼻・噴霧。
3. 鼻の中をキシロカイン®にて麻酔。
4. 検査室に移動したら、左側を下にして横向きに寝ます。
5. 細い内視鏡が鼻から挿入され、検査開始。
6. 通常検査は、5-10分で終了。
消化器(下部消化管)
下部消化管:小腸、大腸
■ 小 腸 ■
小腸は、胃から送られてきた食物をさらに分解し、栄養素を吸収する働きを担います。
長さ6メートルをこえる筋肉の管で、消化管の約80%を占めています。上から十二指腸、空腸、回腸の3つに区分されます
小腸の内部は、絨毛(じゅうもう)と呼ばれる指状の突起で覆われています。絨毛には、栄養素を吸収する毛細血管やリンパ管が密集しています。小腸で吸収された栄養素は、血液やリンパ液に運ばれ、全身に行き渡ります。
<小腸の病気>
◆クローン病
【病態】
大腸及び小腸の粘膜に慢性の炎症または潰瘍をひきおこす原因不明の疾患の総称を炎症性腸疾患といいます。
【症状】
- 下痢:血便を伴うことが多い
- 腹痛:下腹部に痛みや不快感を感じる
- 発熱:発熱や倦怠感を感じる
- 体重減少:体重が減少する
- 栄養不良:栄養素の吸収が悪くなる
- 関節痛:関節に炎症が起こる
- 結膜炎:目の充血や痛み
- 口内炎:口の中に潰瘍ができる
【診断】
- 症状や生活習慣などについて問診、腹部触診などが行われます。
- 血液検査で炎症や貧血の有無、便検査で血便や便潜血の有無を調べます。
- 画像検査では、消化管の内部を直接観察します。
【治療】
症状のコントロールと再発予防を目的に行われます。治療には、以下の方法が行われます。
- 薬物療法:ステロイドや免疫抑制剤などの薬剤を用いて、炎症を抑える。
- 手術療法:薬物療法で症状がコントロールできない場合や、合併症が起こった場合は、消化管の一部を切除する。
■ 大 腸 ■
大腸は、小腸で吸収されなかった水分や栄養素を吸収し、不消化物を固めて排泄する働きを担います。
長さ約1.5mの管状の器官で、腹腔の右下部から左上部にかけて位置し、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸の6つの部位に分けられます。大腸で吸収された水分や栄養素は、血液に運ばれ、体内に再利用され、不消化物は、直腸で固まって排泄されます。
<大腸の病気>
◆大腸ポリープ
【病態】
大腸ポリープとは、大腸の粘膜にできる腫瘤(こぶ)のことです。大腸ポリープの多くは、良性ですが、一部は悪性(がん)化する可能性があります。大腸ポリープの原因は、はっきりとわかっていませんが、遺伝や食生活、喫煙などが影響していると考えられています。
【症状】
大腸ポリープの多くは、自覚症状がありません。しかし、下痢や便秘、血便、腹痛などの症状が出ることもあります。
【診断】
大腸ポリープの診断には、大腸内視鏡検査が最も確実です。大腸内視鏡検査では、大腸の内部を直接観察して、ポリープの有無や大きさ、形状などを調べることができます。
【治療】
大腸ポリープの治療は、ポリープの大きさや形状、悪性化のリスクなどを考慮して、以下の方法が行われます。
- 内視鏡的ポリープ切除:内視鏡を使って、ポリープを切除する方法です。
- 手術:ポリープが大きく、内視鏡では切除できない場合、手術で切除する方法です。
◆大腸がん
【病態】
大腸がんは、大腸の粘膜にできる悪性の腫瘍です。大腸がんは、日本人の2大死因の1つであり、早期発見・早期治療が重要です。
【症状】
大腸がんの初期には、自覚症状がありません。しかし、進行すると、下痢や便秘、血便、腹痛などの症状が出ることがあります。
【診断】
大腸がんの診断には、大腸内視鏡検査が最も確実です。大腸内視鏡検査では、大腸の内部を直接観察して、ポリープの有無や大きさ、形状などを調べることができます。
【治療】
大腸がんの治療は、がんの進行度や患者さんの年齢、全身状態などを考慮して、以下の方法が行われます。
- 手術:がんが比較的小さく、他の臓器に転移していない場合は、手術でがんを切除する方法です。
- 化学療法:手術でがんを完全に切除できない場合や、がんが他の臓器に転移している場合は、化学療法でがん細胞を殺す方法です。
- 放射線療法:手術でがんを完全に切除できない場合や、がんが他の臓器に転移している場合は、放射線療法でがん細胞を殺す方法です。
◆潰瘍性大腸炎
【病態】
潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜に炎症が起こり、びらん(皮膚や粘膜の表皮が欠損し、下部組織が露出した状態)や潰瘍(皮膚や粘膜の表皮が欠損し、その下にある組織まで達した状態)ができる病気です。潰瘍性大腸炎は、慢性の経過をたどる病気であり、再発と寛解を繰り返すことが多いです。
【症状】
潰瘍性大腸炎の症状は、以下のとおりです。
- 下痢:血便を伴うことが多い
- 腹痛:下腹部に痛みや不快感を感じる
- 発熱:発熱や倦怠感を感じる
- 体重減少:体重が減少する
【診断】
潰瘍性大腸炎の診断には、以下の方法が行われます。
- 内視鏡検査:内視鏡を使って、大腸の内部を直接観察して、びらんや潰瘍の有無を調べる。
- 生検:びらんや潰瘍の組織を採取して、病理検査を行う。
【治療】
潰瘍性大腸炎の治療は、症状のコントロールと再発予防を目的に行われます。治療には、以下の方法が行われます。
- 薬物療法:ステロイドや免疫抑制剤などの薬剤を用いて、炎症を抑える。
- 手術療法:薬物療法で症状がコントロールできない場合や、合併症が起こった場合は、大腸を切除する。
消化器(付属器官)
消化器の付属器官とは、消化管に直接つながっていないが、消化に重要な役割を果たす臓器のことです。
付属器官:唾液腺・肝臓・膵臓・胆嚢
■ 唾液腺 ■
唾液腺は、口腔内に唾液を分泌する臓器です。唾液には、食べ物を飲み込みやすくする働きや、食物の消化を助ける働きがあります。
唾液腺には、以下の3つの種類があります。
- 耳下腺:耳の下にある唾液腺です。
- 顎下腺:顎の下にある唾液腺です。
- 舌下腺:舌の下にある唾液腺です。
■唾液腺の病気
感染症
唾液腺の感染症には、以下のようなものがあります。
- 急性腮腺炎(おたふくかぜ): 腮腺炎ウイルスによる感染症で、主に腮腺の腫れや痛みを引き起こします。一般的には小児に感染が多く見られますが、成人も罹患することがあります。
- 化膿性唾液腺炎: 細菌感染による唾液腺の炎症です。通常は唾液の過剰な蓄積や嚥下時の痛みを引き起こします。
- 唾液腺結核: 結核菌による感染症で、唾液腺に結核感染が生じることがあります。これは比較的まれな病気です。
腫瘍
唾液腺の腫瘍には、良性と悪性があります。
- 良性腫瘍:唾液腺の粘膜にできる腫瘤(こぶ)のことです。良性腫瘍の多くは、症状を伴わず、自然に治癒することが多いですが、一部は悪性化する可能性があります。
- 悪性腫瘍:唾液腺の粘膜にできる悪性の腫瘍です。悪性腫瘍は、早期発見・早期治療が重要です。
機能障害
唾液腺の機能障害には、以下のようなものがあります。
- 唾液分泌の低下:唾液分泌が低下すると、口腔内が乾燥して、口臭や口腔内炎などの症状が現れます。
- 唾液分泌の過剰:唾液分泌が過剰になると、唾液が口から垂れたり、吐き出したりする症状が現れます。
■ 肝 臓 ■
肝臓は、消化液(胆汁)を分泌し、脂質の消化を助ける働き、栄養素の合成や代謝の働き、血液中の老廃物をろ過する働きなど、多岐にわたる働きを担います。
肝臓は、腹腔の上部に位置する、体重の約2%を占める大きな臓器です。
<肝臓の働き>
■胆汁の生成
肝臓は体内で多くの重要な機能を果たしており、その中での一つが胆汁の生成です。胆汁は主に肝細胞によって合成され、胆嚢に貯蔵されます。主な成分には水、胆汁酸、ビリルビン、コレステロールが含まれています。
- 水: 胆汁の大部分は水で構成されています。水は他の成分と混ざり、胆汁の液体性を維持します。
- 胆汁酸: 胆汁酸は脂肪を乳化させる働きがあります。これは、脂肪分子を小さな粒子に分解し、脂肪を水に分散させて吸収を助けるものです。
- ビリルビン: ビリルビンは赤血球が壊れる際に生成される色素で、肝臓によって排泄されます。胆汁に含まれるビリルビンは、胆汁が腸に移動するときに便として排泄されます。
- コレステロール: 胆汁にはコレステロールも含まれています。コレステロールは細胞膜の構成要素であり、またホルモンの合成にも関与しています。
■代謝
肝臓は、体内で最も重要な代謝臓器です。肝臓では、食べ物から摂取した栄養素を、体内で利用しやすい形に変えたり、エネルギーに変換したりする働きがあります。
具体的には、以下の代謝が行われています。
- 糖質の代謝:肝臓では、ブドウ糖をグリコーゲンとして貯蔵したり、グリコーゲンをブドウ糖に戻して血糖値を調節したりする働きがあります。
- 脂質の代謝:肝臓では、脂肪の合成や分解、脂肪酸の運搬、コレステロールの合成や分解などの働きがあります。
- タンパク質の代謝:肝臓では、タンパク質の合成や分解、アミノ酸の運搬、尿素の生成などの働きがあります。
- ビタミンやミネラルの代謝:肝臓では、ビタミンやミネラルの貯蔵や代謝が行われます。
■貯蔵
肝臓は、血液からブドウ糖や脂肪、ビタミン、ミネラルなどを貯蔵する働きもあります。
- ブドウ糖の貯蔵:肝臓では、ブドウ糖をグリコーゲンとして貯蔵します。グリコーゲンは、血糖値が低下したときに分解されて、エネルギー源として利用されます。
- 脂肪の貯蔵:肝臓では、脂肪をトリグリセライドとして貯蔵します。トリグリセライドは、エネルギー源として利用されるほか、体温を保ったり、臓器を保護したりする働きがあります。
- ビタミンやミネラルの貯蔵:肝臓では、ビタミンやミネラルを貯蔵します。ビタミンやミネラルは、体内でさまざまな働きをする重要な栄養素です。
■解毒
肝臓は血液を浄化する重要な役割も果たしています。この機能は、肝臓が血液を濾過し、不純物や有害な物質を排除することによって実現されます。
具体的には、以下の点が挙げられます。
- 解毒機能: 肝臓は、血液中の毒素や有害な物質を無毒化し、体外に排泄します。これには薬物、飲み物、食物から摂取された有害な物質などが含まれます。無毒化は、肝臓の酵素による変換や代謝のプロセスを通じて行われます。
- 老廃物の排除: 肝臓は、血液から老廃物や不要な物質を除去します。これには、代謝産物や細胞の老廃物などが含まれます。これらの老廃物は、胆汁を通じて腸に排泄され、最終的には便として排出されます。
- 免疫機能のサポート: 肝臓は免疫系にも関与し、血液中の微生物や異物に対して防御機能を提供します。肝臓は、白血球といった免疫細胞の活動を調節し、免疫応答を支援します。
<肝臓の病気>
肝臓の主な病気には、以下のようなものがあります。
- 脂肪肝症
- 肝臓に脂肪が異常に蓄積する状態。脂肪肝症には単純脂肪肝と非アルコール性脂肪性肝炎が含まれます。
- 肝炎:
- 肝臓の炎症を指し、主な原因としてウイルス性肝炎(A、B、C型など)が挙げられます。B型およびC型肝炎は慢性的な進行をすることがあり、肝硬変や肝がんの原因になります。
- 肝硬変
- 肝臓組織が瘢痕組織に置き換わり、正常な機能を失って硬くなる状態。主に肝炎やアルコールの慢性摂取が原因です。
- 肝がん
- 肝臓で発生するがん。肝硬変や慢性肝炎、ウイルス性肝炎などがリスク因子です。
- ウイルス性肝炎
- A、B、C型などのウイルスによって引き起こされる肝炎。これらのウイルスは異なる感染経路や進行性を持っています。
- 自己免疫性肝炎
- 免疫系が誤って肝臓の細胞を攻撃する状態。免疫抑制薬が治療に使用されることがあります。
- 肝静脈閉塞症
- 肝臓の静脈が閉塞する状態で、肝臓への血液流入が妨げられます。
- 先天性肝異常
- 生まれつきの肝臓の構造や機能の異常。例えば、胆道閉鎖症などがあります。
■ 膵 臓 ■
膵臓は、消化管の末端部にある臓器です。長さは15~20cm、幅は2~3cm、厚さは1~2cm程度です。
消化液である膵液を分泌する働き(外分泌機能)や、インスリンなどのホルモンを分泌する働き(内分泌機能)があります。
<外分泌系としての膵臓のはたらき>
膵臓は、消化液である膵液を分泌する働きがあります。膵液には、以下の酵素が含まれています。。
- 膵リパーゼ: 脂肪を分解する酵素で、トリグリセリドを脂肪酸とグリセロールに分解します。これにより、脂肪が消化され、吸収しやすくなります。
- アミラーゼ: 糖質を分解する酵素で、主に炭水化物(デンプン)を単糖に分解します。アミラーゼの作用により、炭水化物が小さな単糖に分解され、吸収されやすくなります。
- プロテアーゼ: タンパク質を分解する酵素で、ペプチド結合を切断してアミノ酸に分解します。これにより、タンパク質が小さなペプチドやアミノ酸に変換され、吸収されやすくなります。
<内分泌系としての膵臓のはたらき>
内分泌系における主要なホルモンであるインスリンやグルカゴンなどを分泌して、血糖値を調節する働きがあります。
■インスリン
- 分泌源: ランゲルハンス島のβ細胞から分泌されます。
- 主な働き:
- ブドウ糖の取り込み: 細胞膜を通して細胞内にブドウ糖を取り込ませます。
- 肝臓での糖新生抑制: 肝臓において、糖新生のプロセスを抑制し、余分なブドウ糖の合成を防ぎます。
- 筋肉での糖取り込み促進: 筋肉でのブドウ糖の取り込みを促進し、エネルギー供給に寄与します。
■グルカゴン
- 分泌源: ランゲルハンス島のα細胞から分泌されます。
- 主な働き:
- 肝臓からのブドウ糖放出: 肝臓に蓄えられたグリコーゲンを分解し、ブドウ糖を放出させます。
- 筋肉からのブドウ糖放出: 筋肉に蓄えられたグリコーゲンを分解し、ブドウ糖を血液中に放出します。
■ランゲルハンス島
- ランゲルハンス島は、膵臓内に分布する微小な組織で、主に内分泌機能を担います。
- さまざまな細胞タイプが存在し、それぞれ異なるホルモンを分泌します。
これには、インスリンを分泌するβ細胞、グルカゴンを分泌するα細胞、ソマトスタチンを分泌するδ細胞、膵ポリペプチドを分泌するPP細胞などが含まれます。
- ランゲルハンス島の各細胞が協調して、血糖値の調節やエネルギーバランスの維持に寄与しています。
ランゲルハンス島のホルモン分泌は、複雑な調節機構によって血糖値の変動に応じて調整され、体内のエネルギーメタボリズムを維持します。
<膵臓の病気>
膵臓の主な病気には、以下のようなものがあります。
- 膵炎
- 急性膵炎: 急激な膵臓の炎症で、主にアルコールの過剰摂取や胆石症が原因となります。症状には腹痛、吐き気、発熱が含まれます。
- 慢性膵炎: 長期にわたり膵臓が炎症を繰り返す状態で、アルコール摂取や特定の遺伝的な要因が関与することがあります。症状には腹痛や消化不良があります。
- 膵嚢胞
- 膵臓にできる液体で満たされた嚢胞で、通常は膵液が蓄積します。大抵は良性ですが、一部は悪性に変化することもあります。
- 膵管拡張症
- 膵管が拡張し、膵液が正しく排出されない状態です。これにより、膵炎が引き起こされることがあります。
- 膵癌
- 膵臓に発生するがんで、通常は初期段階では症状が現れにくく、進行してから発見されることが多いため治療が難しいことがあります。
- インスリノーマ(膵島細胞腫)
- ランゲルハンス島のβ細胞から生じる腫瘍で、過剰なインスリン分泌を引き起こし、低血糖症状を引き起こすことがあります。
- 嚢胞性線維症
- 膵臓においても線維化が進行することがあり、これが膵炎や機能低下を引き起こすことがあります。
■ 胆 嚢 ■
肝臓の下に位置する小さな袋状の器官で、胆汁を貯蔵・濃縮する役割を果たしています。胆汁は肝臓で生成され、胆嚢に蓄えられることで、食事による脂肪の消化や吸収を助ける重要な役割を果たしています。
以下は、胆嚢の主な機能と役割についての詳細です
- 胆汁の貯蔵: 肝臓で生成された胆汁は、胆嚢に一時的に貯蔵されます。胆嚢の主要な役割は、食事中に脂肪が摂取された際に、必要なときに胆汁を放出して脂肪の消化を補助することです。
- 胆汁の濃縮: 胆嚢は胆汁を濃縮する能力を持っています。これにより、胆嚢内の胆汁はより濃厚になり、必要なときに十分な量の胆汁を放出することができます。
- 胆汁の放出: 胆嚢は、食事中に胃から小腸への脂肪の流れが始まると、胆汁を小腸へと放出します。胆汁中の胆汁酸は、脂肪を乳化し、脂肪分解酵素の働きを助け、脂肪の吸収を促進します。
<胆嚢の病気>
- 胆嚢炎
- 胆嚢の炎症で、通常は胆石が胆嚢の出口を塞いで引き起こされます。急性胆嚢炎は急性の痛みを引き起こし、慢性胆嚢炎は反復的な炎症となります。
- 胆石症
- 胆嚢内に結石(胆石)が形成される状態。これらの石が胆嚢や胆道を通る際に激しい痛みを引き起こすことがあります。
- 胆嚢ポリープ
- 胆嚢の内壁にできる小さな腫瘍またはポリープ。一部は良性で、一部は悪性に変化することがあります。
- 胆嚢壁肥厚
- 胆嚢の壁が異常に厚くなる状態。炎症や感染、癌などが原因となることがあります。
- 胆嚢過動症
- 胆嚢が正常な動きを示さず、痛みや不快感を引き起こす状態。通常は胆石や胆嚢炎に伴って発生することがあります。
- 胆嚢癌
- 胆嚢に発生するがん。初期段階では症状が現れにくく、進行すると腹痛や黄疸が生じることがあります。