診療録などに記載される用語
Ⅴ S
【解説】
バイタルサイン
バイタルサインとは、人間の生命活動における重要な指標であり、
数値を測定することで治療の効果や状態の変化、異常を早期に発見することを目的としています。
バイタルサインの基本は、
「脈拍」「呼吸」「体温」「血圧」の4つです。
救急医療現場や集中治療室などでは、
さらに「意識レベル」「尿量」の2つを含めた6項目をバイタルサインと
称することもあります。
B P
【解説】
血圧
血圧とは、心臓から送り出された血流が血管の内壁を押す力(圧力)を指します。
BT / KT
【解説】
体温
H R
【解説】
心拍数
心拍数とは、1分間に心臓が拍動する回数です。健康な成人の安静時の脈拍数は、1分間に約60~100回です。
R R
【解説】
呼吸数
呼吸数とは、1分間に呼吸をする回数のことをいいます。呼吸数はバイタルサインの1つであり、健康状態を判断する重要な指標です。
C C
【解説】
主訴(しゅそ)
患者が医者に申し立てる症状のうちの、主要なもののこと。
P H
【解説】
既往歴(きおうれき)
これまでかかった病気の記録のことです。現在の病気の診断や治療法の選択に重要な手掛かりとなります。
N C
【解説】
特記なし/不変/訴えなし
non-contributoryの略語
「特記すべきことなし」の意味を持つ言葉である。 経過観察などの記録をつける際、特に目立った変化がないことを伝える時に用いる。
n.p
【解説】
異常なし
nothing particular
エッセン
【解説】
食事
ドイツ語の動詞「essen(食べる)」に由来。
NPO
【解説】
絶飲食
Non Per Os; nothing per os(ノン パー オス; ナッシング パー オス) 治療や検査のために食事摂取を禁止すること。
Ad/Adm
【解説】
アドミッション:入院
ENT
【解説】
エント:退院
SPO2
【解説】
動脈血酸素飽和度(エス・ピー・オー・ツー)
動脈に含まれる酸素(O2)の飽和度(Saturation)をパルスオキシメーター(pulse oximeter)で測定し、赤血球中に含まれるヘモグロビンのうち酸素と結び付いている割合を%で示す。健常者の正常な値は96~99%の範囲である。
I C
【解説】
インフォームドコンセント
インフォームドコンセントとは、
医療行為を受ける前に、医師や看護師からその医療行為について、わかりやすく十分な説明を受け、それに対して患者さんは疑問があれば解消し、内容について十分納得した上で、その医療行為に同意することです。
f/u
【解説】
経過観察
f/uとは、英語の「follow-up」の略で、日本語では「経過観察」を意味します。医療現場では、患者の治療後の状態を観察したり、治療の効果を測定したりするために用いられます。
f/uは、カルテや診察記録などの医療文書でよく用いられる略語です。例えば、患者のカルテに「f/u 1週間後」と記載されていれば、1週間後に再診を予約して経過観察を行うという意味になります。
s/o
【解説】
~の疑い
s/oは英語の「suspect of」の略で、日本語では「疑いあり」または「疑診」を意味します。患者に特定の病気や症状の疑いがあることを示すために用いられます。
例えば、患者が発熱や咳などの症状を訴えた場合、医師は「肺炎s/o 」と診断することがあります。これは、患者に肺炎の疑いがあることを意味します。
r/o
【解説】
~除外する
「r/o」とは、英語の「rule out」の略で、「除外する」または「除外診断」を意味します。医師が、患者に特定の病気や症状の可能性を除外するために用いられます。
DO
【解説】
同じ
医療用語としての「do」は、ラテン語の「ditto」の略で、「同じ」を意味します。
処方箋やカルテに用いられ、前回と同じ処方を示すために使われます。
例えば、患者が前回、アスピリンを1日3回、1錠ずつ処方されていた場合、今回も同じ処方をする場合、処方箋には「アスピリン do」と記載されます。
また、カルテに「前回do」と記載されていれば、前回の状態と同じであることを示しています。