泌尿器(腎臓・尿管)
泌尿器とは…
腎臓、尿管、膀胱、尿道の4つの臓器からなる器官です。これらの臓器は、尿の生成、輸送、排泄を担っています。
■ 腎 臓 ■
腎臓とは、腰のあたりに左右対称に2個ある、そらまめのような形をした臓器です。大きさは握りこぶしくらいで、体重の約0.5%を占めます。
<腎臓の主な働き>
尿を作る
腎臓は、血液をろ過して老廃物や余分な水分、塩分などを尿として排泄します。1日に約1.5~2ℓの尿を排泄します。
体液量や電解質のバランスを調節する
腎臓は、尿の量や濃度を調節することで、体液量や電解質のバランスを維持します。電解質とは、ナトリウムやカリウム、カルシウムなどの元素で、体内の様々な働きに重要な役割を果たしています。
血圧を調節する
腎臓は、レニンというホルモンを分泌することで、血圧を調節します。レニンは、血圧が低下すると分泌され、血圧を上げる働きをします。
腎臓の働きが低下すると、尿毒症や高血圧、骨粗しょう症などの様々な症状を引き起こす可能性があります。
<腎臓の病気>
■糸球体腎炎
【病態】
糸球体腎炎とは、腎臓の糸球体に炎症が起こることで、腎臓の働きが急激に低下する病気です。
糸球体は、血液中の老廃物や余分な水分、塩分などを尿として排泄する働きをしています。糸球体に炎症が起こると、糸球体のフィルター機能が低下し、血液中のタンパク質や血球が尿中に漏れ出します。
【症状】
血尿やタンパク尿:糸球体に炎症が起こっていることを示す最も重要な症状です。
浮腫:腎臓の機能が低下して体内に余分な水分がたまることで起こります。
高血圧:腎臓の機能が低下して体内の水分や塩分のバランスが崩れることで起こります。倦怠感:腎臓の機能が低下して体内の老廃物や毒素がたまることで起こります。
【診断】
尿検査:血尿やタンパク尿、白血球尿、赤血球沈降速度の上昇などの異常がみられます。
血液検査:腎機能の指標となるクレアチニンや尿素窒素の値が上昇します。また、貧血や高血圧などの症状がみられる場合もあります。
画像検査:腎臓の形や大きさ、構造に異常がないかを確認します。
【治療】
急性糸球体腎炎の治療は、原因を取り除くことが第一です。原因となっている感染症や薬剤の使用を中止します。
また、腎機能の低下を防ぐために、安静、塩分・水分制限、降圧薬などの治療を行います。
原因が特定できない場合や、腎機能の低下が著しい場合は、透析療法や腎移植が必要になる場合があります。
■腎盂腎炎
【病態】
腎盂腎炎とは、腎臓の腎盂や集合管に細菌が感染して炎症が起こる病気です。腎盂は、腎臓の内部で尿を貯める袋状の構造で、集合管は、腎臓の内部で尿を腎盂に運ぶ管状の構造です。
【症状】
発熱:腎盂腎炎の最も特徴的な症状です。
腰背部痛:腎臓の位置に関係して、腰や背中の真ん中に痛みを感じます。
頻尿・残尿感:尿路の炎症により、尿道が狭くなったり、尿がスムーズに流れにくくなったりすることによって起こります。
尿の濁り・血尿:尿に細菌や血液が混じったことで起こります。
【診断】
尿検査、血液検査、画像検査などが行われます。尿検査では、白血球尿、赤血球尿、蛋白尿、細菌の存在などの異常がみられます。血液検査では、炎症反応の亢進や腎機能の低下などの異常がみられます。画像検査では、腎臓の形や大きさ、構造に異常がないかを確認します。
【治療】
抗菌薬による抗菌療法が基本となります。また、症状が強い場合は、安静や解熱剤、鎮痛剤などの治療が行われます。
抗菌療法は、通常、1週間程度の投与が行われます。抗菌薬の種類は、検査で分離された細菌の種類や感受性に合わせて選択されます。
安静は、腎臓の負担を減らすために重要です。発熱や腰背部痛などの症状が強い場合は、特に安静が必要です。
解熱剤や鎮痛剤は、発熱や腰背部痛などの症状を和らげるために使用されます。
腎盂腎炎は、適切な治療を行えば、ほとんどの場合で治癒します。しかし、重症化すると、腎不全や敗血症などの合併症を引き起こす可能性があるため、早期発見・早期治療が重要です。
■腎不全
【病態】
腎不全とは、腎臓の働きが低下し、体内の老廃物や余分な水分、塩分を排泄することができなくなる病気です。
【症状】
腎不全の症状は、腎機能の低下とともに徐々に現れます。
初期の症状は、以下のようなものです。
- むくみ
- 尿量の減少
- 高血圧
- 貧血
- 倦怠感
腎機能がさらに低下すると、以下の症状が現れることがあります。
- 食欲不振
- 吐き気
- 嘔吐
- 夜間の頻尿
- かゆみ
- 呼吸困難
- 意識障害
【診断】
腎不全の診断には、以下の検査が行われます。
尿検査:尿量の減少や蛋白尿、血尿などの異常がみられます。
血液検査:、腎機能の指標となるクレアチニンや尿素窒素の値が上昇します。また、貧血や高血圧などの症状がみられる場合もあります。
画像検査(超音波検査、CT検査、MRI検査など):腎臓の形や大きさ、構造に異常がないかを確認します。
【治療】
原因となっている病気の治療で腎臓の働きが回復することもあります。しかし、腎機能の低下が著しい場合は、透析療法や腎移植が必要になる場合があります。
・透析療法
透析療法とは、腎臓の働きを補うために、血液を体外で浄化する治療です。
透析療法には、血液透析、腹膜透析の2種類があります。
血液透析は、血液を体外に取り出して、人工透析器で浄化した後、体内に戻す治療です。
腹膜透析は、腹膜の内側に透析液を注入し、透析液を介して体内の老廃物や余分な水分、塩分を排泄する治療です。
・腎移植
腎移植とは、健康な人の腎臓を移植する治療です。
腎移植は、腎機能が著しく低下している患者に行う治療です。
■糖尿病性腎症
【病態】
糖尿病性腎症とは、糖尿病の三大合併症の一つとされている疾患です。糖尿病によって高血糖状態が持続し、腎臓の内部に張り巡らされている細小血管が障害を受けることで発症します。
【症状】
糖尿病性腎症の初期症状は、ほとんどありません。しかし、病気が進行すると、以下の症状が現れることがあります。
- 血尿
- タンパク尿
- 浮腫(むくみ)
- 高血圧
- 倦怠感
【診断】
糖尿病性腎症の診断には、以下の検査が行われます。
尿検査:血尿やタンパク尿、白血球尿、赤血球沈降速度の上昇などの異常がみられます。
血液検査:腎機能の指標となるクレアチニンや尿素窒素の値が上昇します。また、貧血や高血圧などの症状がみられる場合もあります。
画像検査(超音波、CT、MRIなど):腎臓の形や大きさ、構造に異常がないかを確認します。
【治療】
血糖値を厳格にコントロールすることが基本となります。また、腎機能の低下を防ぐために、塩分・水分制限、降圧薬などの治療が行われます。
血糖値を厳格にコントロールすることで、糖尿病性腎症の進行を遅らせることができます。
■腎結石
【病態】
腎結石とは、腎臓の中に結石ができる病気です。腎結石は、尿中に含まれるカルシウムや尿酸、シュウ酸などの物質が結晶化し、固まってできたものです。
【症状】
腎結石は、結石の大きさや場所によって症状が異なります。結石が小さい場合は、症状が現れないこともあります。しかし、結石が大きくなる、または尿路を移動すると、激しい腰背部痛や血尿、吐き気や嘔吐、発熱などの症状が現れます。
【診断】
尿検査:血尿や結晶などの異常がみられます。
血液検査:腎機能の指標となるクレアチニンや尿素窒素の値が上昇する場合があります。
画像検査:腎臓の形や大きさ、構造に異常がないかを確認します。また、結石の位置や大きさ、形状を調べることができます。
【治療】
腎結石の治療は、結石の大きさや場所によって異なります。
結石が小さい場合は、自然に排泄されるのを待つこともあります。しかし、結石が大きい場合や、排泄が難しい場合は、以下のような治療が行われます。
・体外衝撃波結石破砕術(ESWL)は、体外から超音波の衝撃波を照射して、結石を破砕する治療です。
・経尿道的腎結石砕石術(URS)は、尿道から内視鏡を挿入し、結石を直接砕石する治療です。
・経皮的腎結石砕石術(PNL)は、皮膚から針を刺して、腎臓の中に直接管を挿入し、結石を砕石する治療です。
■ 尿 管 ■
尿管とは、腎臓で作られた尿を膀胱に運ぶ管です。左右に1本ずつあり、長さは約25~30cmです。尿管は、腎臓の腎盂から始まり、骨盤内を通り、膀胱の尿道口につながっています。
<尿管の構造>
- 粘膜層: 尿の流れる部分であり、尿路上皮と呼ばれる細胞に覆われています。
- 粘膜下層: 血管や神経が存在する層で、粘膜を支える機能を担います。
- 筋層: 尿管の収縮と弛緩を制御するための筋肉層です。この筋層が蠕動運動を通じて尿を膀胱に送り込みます。
- 漿膜層: 尿管を覆う最も外側の層で、保護的な役割を果たします。
<尿管の機能>
- 尿の輸送: 尿管の主要な役割は、腎臓で生成された尿を蠕動運動によって膀胱に運ぶことです。この過程では尿管の筋層が収縮し、波のような運動を生じます。
- 逆流防止: 尿管の壁には逆流を防ぐための弁のような構造があります。これによって尿が膀胱に向かう一方向の流れが確保されます。
<尿管の病気>
- 尿管結石: 尿中の結晶が尿管内で結集し、結石を形成することがあります。これが尿管を通過する際に激しい痛みを引き起こすことがあります。
- 尿管狭窄: 尿管が何らかの原因で狭くなり、正常な尿の流れが妨げられることがあります。
- 尿管がん: 尿管の粘膜から発生する悪性腫瘍であり、血尿や腰痛などが症状として現れることがあります。
泌尿器(膀胱・尿道)
■ 膀 胱 ■
膀胱とは、尿を一時的にためておく袋状の臓器です。骨盤の中にあり、男性では恥骨と直腸の間、女性では恥骨と子宮、腟の間にあります。
<膀胱の役割>
尿を一時的にためておくことです。膀胱は、尿道を締める筋肉によって、尿が漏れるのを防いでいます。膀胱に尿がたまってくると、刺激が脳に伝わり、尿意を感じます。膀胱の筋肉が収縮し、尿道を締める筋肉が緩むと、尿は尿道を通って体外に排泄されます。
<膀胱の病気>
■膀胱炎
【病態】
膀胱炎とは、膀胱の粘膜に炎症が起こる病気です。女性に多く、20~40歳代で最も多く発症します。
膀胱炎の原因は、ほとんどが細菌感染です。大腸菌が最も多く、そのほかにも、肺炎球菌、腸球菌、セラチア菌などが原因となることがあります。細菌は、性交、排尿後のおしりの拭き方、尿道カテーテルの使用などによって、尿道から膀胱に侵入します。
細菌が膀胱に侵入すると、膀胱の粘膜を傷つけ、炎症を起こします。炎症によって、排尿時に痛みや不快感、頻尿、残尿感などの症状が現れます。
【症状】
膀胱炎の症状は、以下のとおりです。
- 排尿痛:排尿時に差し込むような痛み
- 頻尿:排尿回数が増える
- 残尿感:排尿後にも尿が残っているような感じ
- 尿意切迫感:急に我慢できないほどの強い尿意
- 尿の濁り:白血球や炎症部分の分泌液やはがれた膀胱の粘膜が混入するため、尿が濁る
- 血尿:尿に血が混じる
症状は、軽度から重度までさまざまです。軽度の場合は、排尿痛や頻尿などの症状が数日で治まります。重度の場合は、発熱や腰痛などの症状が現れることもあります。
【診断】
問診と尿検査によって行われます。問診では、症状や生活歴などについて問われます。尿検査では、尿中に白血球や細菌が存在するかどうかを調べます。
尿検査で、白血球や細菌が存在する場合は、膀胱炎と診断されます。また、尿中の細菌を培養して菌の種類を調べることで、抗菌薬の選択に役立てます。
【治療】
膀胱炎の治療には、抗菌薬の服用が一般的です。抗菌薬は、膀胱に感染している細菌を殺菌または抑制することで、炎症を治します。
通常、抗菌薬は1~2週間服用します。症状が改善しない場合は、別の抗菌薬に変更することもあります。
■過活動膀胱
【病態】
膀胱が過敏になって、尿意をもよおす頻度や回数が増える病気です。急に我慢できないような強い尿意(尿意切迫感)が主な症状です。
過活動膀胱の原因は、はっきりとわかっていません。しかし、膀胱の神経系の異常や、膀胱の筋肉の異常などが関与していると考えられています。
膀胱の神経系の異常では、膀胱に尿がたまってきたことを脳に伝える神経が過敏になり、少しの尿でも尿意を感じるようになります。膀胱の筋肉の異常では、膀胱の筋肉が過剰に収縮しやすくなり、少量の尿でも尿意を感じるようになります。
【症状】
- 尿意切迫感:急に我慢できないような強い尿意
- 頻尿:排尿回数が増える
- 夜間頻尿:就寝中に尿意で目が覚める
- 切迫性尿失禁:急に強い尿意が起こり、トイレに間に合わずに尿が漏れる
症状は、軽度から重度までさまざまです。軽度の場合は、頻尿や夜間頻尿などの症状がみられる程度です。重度の場合は、尿意切迫感や切迫性尿失禁がひどく、日常生活に支障をきたすこともあります。
【診断】
過活動膀胱の診断は、問診と尿検査、超音波検査などで行われます。問診では、症状や生活歴などについて問われます。尿検査では、尿中に白血球や細菌が存在するかどうかを調べます。超音波検査では、膀胱の大きさや形、尿道の状態などを調べます。
尿検査で、白血球や細菌が存在する場合は、感染性膀胱炎が疑われます。また、超音波検査で、膀胱に結石や腫瘍などの異常がみられる場合は、それらの病気が疑われます。
これらの検査で、感染性膀胱炎や他の病気が除外された場合、過活動膀胱と診断されます。
【治療】
治療には、以下の方法があります。
・行動療法は、過活動膀胱の治療の第一選択です。排尿のタイミングをコントロールすることで、頻尿や夜間頻尿を改善することができます。また、膀胱訓練を行うことで、膀胱の容量を増やし、尿意切迫感を抑えることができます。
・薬物療法は、行動療法で効果が不十分な場合に行われます。膀胱の収縮を抑える薬や、尿意を抑える薬などがあります。
・手術療法は、行動療法や薬物療法で効果が不十分な場合に行われます。膀胱の神経を切除したり、膀胱の筋肉を切除したりすることで、尿意切迫感や切迫性尿失禁を改善することができます。
■膀胱結石
【病態】
膀胱内に結晶が集まって固まった塊のことです。尿中に含まれるカルシウム、マグネシウム、尿酸などの成分が過飽和状態になると、結晶が形成され、結石となります。
【症状】
症状は、以下のとおりです。
- 排尿痛:排尿時に鋭い痛みや焼けるような痛みを感じる
- 頻尿:排尿回数が増える
- 残尿感:排尿後にも尿が残っているような感じ
- 血尿:尿に血が混じる
- 発熱:結石が感染を起こすと、発熱や腰痛などの症状が現れる
【診断】
問診と尿検査、超音波検査、X線検査などで行われます。問診では、症状や生活歴などについて問われます。尿検査では、尿中に白血球や細菌、血液などが存在するかどうかを調べます。超音波検査では、膀胱の大きさや形、結石の位置や大きさなどを調べます。X線検査では、結石の有無や位置、大きさなどを調べます。
【治療】
膀胱結石の治療は、結石の大きさや形、症状の程度などによって異なります。
- 小さな結石:自然排石する可能性が高いため、経過観察を行います。
- 中くらいの結石:体外衝撃波結石破砕術(ESWL)や経尿道的結石砕石術(URS)などの方法で、結石を破砕して排出させます。
- 大きな結石:手術で結石を摘出します。
■膀胱がん
【病態】
膀胱の粘膜に発生する悪性腫瘍です。膀胱がんは、日本の男性の尿路系のがんの中で最も多く、女性では3番目に多いがんです。
【症状】
膀胱がんの主な症状は、血尿です。血尿は、肉眼で見える血尿(肉眼的血尿)と、顕微鏡でしか見えない血尿(顕微鏡的血尿)に分けられます。膀胱がんの初期には、顕微鏡的血尿のみで、肉眼的血尿が現れないこともあります。
その他にも、頻尿、残尿感、排尿痛などの症状が現れることもあります。
【診断】
1. 症状の評価
医師は患者の症状や病歴を詳しく聞き取ります。膀胱がんの症状には、血尿、排尿時の痛みや痛みの変化、頻尿、尿路感染症の症状が含まれます。
2. 身体検査
医師は患者の腹部を触診し、腫瘍の有無や腫れ、その他の異常を探します。また、直腸診察も行われることがあります。
3. 尿サンプル検査
尿中の異常がん細胞や赤血球を検査するための尿検査が行われます。この検査は「尿サイトロメトリー」または「尿細胞診」と呼ばれます。
4. 画像検査
膀胱造影: 尿管から膀胱内に造影剤を注入し、X線やCTスキャンなどの画像検査によって膀胱の内部を観察します。
超音波検査: 超音波を使用して膀胱の形状や腫瘍の有無を評価します。
5. 膀胱鏡検査(膀胱内視鏡検査)
膀胱内視鏡: 膀胱に細い管状のカメラを挿入し、直接膀胱内を観察します。これにより、異常な部位や腫瘍の有無が確認されます。同時に生検も行うことがあります。
6. 生検
膀胱内視鏡検査中に、異常な部位から組織の一部を摘出し、顕微鏡下で詳細に調べる生検が行われます。これにより、がんの種類や進行度が確定されます。
これらの検査結果を総合して、膀胱がんの診断が行われます。確定診断後、がんの進行度やステージングが評価され、最適な治療計画が立てられます
【治療】
膀胱がんの治療は、がんの進行度によって異なります。
- 早期がん:経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)や、膀胱内注入療法(BCG療法)などの方法で治療を行います。
- 中期がん:膀胱全摘除術や、膀胱部分切除術などの方法で治療を行います。
- 進行がん:化学療法や、放射線療法などの方法で治療を行います。
■ 尿 道 ■
尿道とは、膀胱から尿を体外に排出する管です。
<尿道の構造>
- 男性の尿道
- 長さ約18cm。
- 膀胱から始まり、陰茎の根元を通り、陰茎の頭部にある尿道口で終わる。
- 途中には前立腺や精嚢(精子を貯蔵する袋状の器官)が存在。
- 女性の尿道
- 長さ約4cm。
- 膀胱から始まり、腟の前方上部を通り、外尿道口で終わる。
<尿道の役割>
- 尿を膀胱から体外に排出することを担当。
- 蠕動運動により、尿道を通じて尿を体外に押し出す。
- 尿の逆流を防ぐ弁のような働きがある。
<尿道の病気>
- 尿道炎: 尿道に炎症が起こる病気で、通常は感染によるもの。
- 尿道結石: 尿道内に結晶が溜まってできる結石。
- 尿道がん: 尿道の粘膜から発生する悪性腫瘍。