ジェネリック医薬品
ジェネリック(Generic)とは、特定の製薬会社が特許を持つ医薬品の特許が切れた後に、他の製薬会社が同じ有効成分を含む同様の医薬品を製造・販売するものを指します。ジェネリック医薬品は、通常は新薬と同じ有効成分、用途、用量、強度を有しています。ただし、形状、色、香り、包装、ブランド名などが異なることがあります。
医薬品の分類
薬は、その製造や販売の要件によって、医療用医薬品と一般用医薬品(OTC医薬品)に分けられます。
医療用医薬品とは、 医師の診断によって処方されるおくすりのことで、一 般用医薬品(OTC医薬品)とは、医師の処方箋なしで購入できる医薬品です。
※ OTC・・・Over The Counter Drugの略。薬局のカウンター越しに買えるお薬という意味
さらに、医療用医薬品は新薬(先発医薬品)とジェネリック医薬品(後発医薬品)に分けられます。新薬は多額の費用をかけて開発されます。開発した製薬会社は、特許の出願によりその期間、そのおくすりを独占的に製造・販売する権利が与えられます。しかし、新薬の特許期間が切れた後は、他の製薬会社から同じ有効成分を使ったおくすりが製造・販売できるようになります。それが、ジェネリック医薬品です。新薬と比べて安価で供給することができます。
ジェネリック医薬品は新薬と同じ有効成分を有し、効き目も安全性も同等ですが、添加物の違いや形状、色、包装、などが異なる場合があります。
ジェネリック医薬品は、厚生労働省の承認を受けて製造・販売されます。承認審査では、以下の4項目の試験が実施されます。
- 溶出試験
新薬と同じくらいに有効成分が体内で溶け出すかを調査する試験
- 生物学的同等性試験
新薬と同じ早さ同じ量の有効成分が体内で吸収されるかを比較する試験
- 安全性試験
品質が気温・湿度に影響されないかどうか、長期に保存しても変化がないかどうかを確認する試験
- 規格試験
有効成分の純度や量を確認する試験
これらの試験によって安全性を保証しています。
ジェネリック医薬品の処方箋
ジェネリック医薬品に変更してもよいかは、医師が判断します。処方せんを確認し、変更不可の欄に「✓」ついていないお薬は、ジェネリック医薬品に変更可能です。また、お薬の名前が一般名(有効成分の名称)で書かれていることもあり、その場合もジェネリック医薬品に変更することができます。
薬の一般名とは、薬の有効成分の名称です。商品名とは、その薬を発売している製薬企業がつけた名称であり、一般名とは異なり、複数存在することがあります。
例えば、胃炎や胃潰瘍などの治療に用いられる薬に「ガスター」「ガモファー」などがありますが、これらの薬の一般名はどちらも「ファモチジン」です。
*一般名で処方を発行すると、加算点数を算定することができます。
一般名処方加算は、医師が一般名で処方を行うことを評価する加算です
1)一般名処方加算1:後発医薬品のあるすべての医薬品(2品目以上)が一般名処方されている場合 7点
2)一般名処方加算2:1品目でも一般名処方されていたものが含まれている場合 5点